【必読】アナタもできる!株主優待をタダで手に入れる必殺テクニック

世の中には、賢く得をして生きている人達がたくさんいる。勉強ができるという意味での賢さではない。よりよく生きるための知恵を持っているという意味での賢さだ。『株主優待』はまさに、現代社会においてのそれである。

株主優待に惹かれて株を始めたという人も少なくないだろう。最近ではこの株主優待、ものすごいブームになっているようだ。

異例の大ブーム!アナタも知っておきたい株主優待の今とこれから
異例の大ブーム!アナタも知っておきたい株主優待の今とこれから
今、異常な盛り上がりを見せている株主優待制度。賢く得して生きるなら、ぜひアナタにも知っておいてほしい、株主優待の現状とこの先に待っているもの。

筆者も株主優待を毎月利用している身として、確かに感じるものがある。

しかしこの株主優待、ちょっとしたクセモノで「株主優待が手に入ったのは良いが、株価が急落して損をした!」といったのをチラホラ耳にする。ましてや「株主優待でもらった品の倍以上損をした!」なんて人もいるくらいだ。(実は、筆者も経験済み。泣)

はたして、損せずに株主優待だけ手に入れる方法はないのだろうか?

もちろんある!それを今回ご紹介するわけだが、注意点もあるので実践する際はしっかり読んでほしい。

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これだけは知っておこう!株主優待の基礎

(ここでは、知らない方のために株主優待の基本を説明する。知ってる方は飛ばして頂きたい。)

株主優待とは、会社が株主に贈る品のことだ。株主優待があるタイミングは、その会社の決算がある月なので、会社ごとに違う。年 1 回のところもあれば、年 2 回以上のところもある。いずれにせよ、毎月どこかの会社が決算を迎えているので、我々にとっては毎月株主優待の機会があるわけだ。

贈られる品はさまざまで、自社製品はもちろん、レストランや映画館の金券や割引券、お米 2kg と言った食品から、航空マイルまで多種多様だ。

株主優待を手に入れるには、当然、株主優待の日までに株を持っておくことが必要だ。しかし、この『株主優待の日』というものは、少々クセがあり慣れがいる。すぐ慣れるためにも、覚えるべき大事な日が 3 つある。以下のスケジュールを参考にしてほしい。

26日(金)権利付最終日この日までに株を買っておこう
27日(土)
28日(日)
29日(月)権利落ち日:この日から持っている株を売り払って良い
30日(火)
31日(水)権利確定日:株主優待の日

実は、株式取引というものは、株を売買したからといってその日に取引が完了するわけではない。売買が成立しても、実際の株の受け渡しは土日祝を除いた 3 日後になる。(土日祝は証券会社が休みなので株取引が進まない。)

つまり上図で言えば、31 日に株を買っても 31 日に実際株を持ってることにはならない。実際には次の月の 5 日(月)になってしまう。これでは、株主優待はもらえない。

上図のそれぞれの日の名称を覚える必要はないが、株主優待の日の(土日祝を除いた)3 日前までに株を買っておくということだけしっかり覚えておこう。また、その株を持ち続けたくない場合は、(土日祝を除いた)次の日から売り払ってしまって良い。

ちなみに、株主優待の日は必ずしも 31 日とは限らない。会社によってそれより前になってることもあるので、実際にやる際は要チェックだ。(証券アプリや証券会社のホームページなどで簡単に調べられる。)

無事、株主優待の日までに株を持つことができたら、2~3 ヵ月後に(証券会社に登録してある)ご自宅に宅急便などで届く。

長々となってしまったが、これが株主優待の基本だ。最初は難しく感じるかもしれないが、一回やってしまえば驚くほど慣れてしまうので、恐れずトライしてみてほしい。

最大限に得をするためのたった 3 つの手順

今回のテクニックは、基本的な売買と信用取引の知識だけは持っておく必要がある。ここでは、あくまで株主優待のテクニックにフォーカスするので割合させてもらう。

最初に断っておくが、この方法は証券会社が公認している正規の取引方法であり、知ってる人は皆実践しているお馴染みのテクニックでもあるので、安心して行ってほしい。

クロス取引、つなぎ売り、タダ取り、両建てなど、さまざまな呼ばれ方をしているが、株価の動きで損をしないためにも、株主優待が欲しいなら必須の技だと思ってもらって良い。

株主優待の基本を理解しているなら、実際やることは簡単だ。とりあえず、やることを手順通りに箇条書きしてみた。

  1. 権利付最終日の市場が開く前(午前 9 時)までに『現物取引・買い・成行』で注文
  2. 同時に『一般信用取引・売り・成行』で注文
  3. 権利落ち日以降に『現渡』で注文

以上、これだけだ。補足すると、1 と 2 をすることで、同じ値段の買いと売りを注文したことになり、株価がどれだけ上下しようが損益はプラスマイナスゼロになる。また、3 をすることで、1 の売却手数料と 2 の決済手数料がかからなくなる。

*現渡とは
信用取引の売り(空売り)というのは、証券会社から株を借りて、それを市場に売ってる状態になる。通常、それを手仕舞いする(決済する)となると、当然逆の手順で、市場から買い戻して、証券会社に返すということになる。しかし、同額、同枚数の株を現物取引で持っていた場合は、それを代わりに使うことができる。この場合、それぞれの売買手数料がかからなくなる。

株主優待の注意点とその解決策

このテクニックを駆使すれば、たった 3 つの手順だけで、株価の動きに左右されることなく、つまり値動きによる損失を出すことなく、安心して株式優待を手に入れられる。

ただし、最初に述べたように注意点がある。恐れるほどのものではないが、目を通すだけ通しておいて欲しい。

1. 証券会社の諸経費

現渡によって売買手数料も削ぎ落とせるこのテクニックだが、どうしても証券会社を利用した諸経費だけはかかってしまう。証券会社を利用しないわけにはいかないので、これはどうしようもない。

「いや、その諸経費すらも削りたい!」という場合は、利用している証券会社の株を保有するという手もある。証券会社によっては、自社の株を保有してくれている場合は手数料などを割り引くなどの優遇をしてくれるところもあるので、チェックしてみてはどうだろうか。

2. 株価の高騰

もし、自分の持っている株価が高騰してくれたら、こんなに喜ばしいことはないのだが、逆に自分が持つ前に株価が高騰してしまうと、こんなに困ったことはない。これは株主優待の時も同じだ。

株主優待の日が近づくと、ちょっとしたニュースや話題で株価に火がつき高騰してしまうことがある。こうなると、当初の投資金では手が出せなくなってしまうことも

株主優待の銘柄は毎月、何十社、何百社とあるので、人気のものばかりではなく、マイナーなものまでいろいろ探して発掘してみると良い

3. 逆日歩

これは上記の「株価の高騰」に連なることであり、今回のテクニックの一番の痛手になりうる注意点だ。

株主優待の日が近づくと、その銘柄にはたくさんの投資家が群がる。当然、賢い人たちは皆このテクニックを使ってくるわけだが、そうなると手順 2 の『信用取引・売り・成行』の注文が殺到していることになる。信用取引の売り(空売り)は、証券会社が株を貸してくれてる状態。しかし、証券会社も貸せる株の数には限りがあり、あまりに多くの人が殺到すると株数が品薄になり、ついには証券会社が必殺技を出してくる。

それが『逆日歩』だ。

いわゆる追加手数料だが、この値段がバカにならない。「株で大損した!」と言われる原因の一つでもある。もし、このテクニックを実践する際、品薄になっている銘柄があれば、手を出さない方が懸命だ

おわりに

株主優待ブームで、いまだかつてないほど優待品が充実している。やりすぎ感もあるが、個人投資家にとって、これほどありがたいことはない。新参者にとっても、株を始めるきっかけが増えるので、素晴らしい相乗効果だ。

しかし、ブームというものは必ずいつか去ってしまうもの。このブームはしばらく続くだろうが、早いうちにこのテクニックを駆使して、長く得する生活を送ってほしい。

*もしわからない所があれば、下のコメント記入欄から遠慮なく聞いてほしい。

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