今年もやって参りました、地獄の季節『花粉症』。花粉症は一年を通して起こり得るものだが、この春の季節はスギ花粉をはじめとした強力な花粉どもが集中しており、多くの方の鼻が沈没してしまう。
そんな花粉症も、近年ではかなりの効果を発揮する薬が続々と登場しており、毎日助けられている人たちも少なくないだろう。筆者もその一人だった。何を隠そう、周りから「こんなにひどい人は見たことない(笑)」と連呼されるくらい、筆者は重度の花粉症なのだ。
しかし2017年春現在、筆者は花粉症の薬を飲んでおらず、春の相棒であるマスクすら付けていない。一体何をしたのか?
最近はレーザー治療が流行っている。筆者の知り合いも何人かレーザー治療をして劇的な効果を発揮していたが、筆者はレーザー治療をしていない。筆者がやったのは『じゃばら』だ!
『じゃばら』って何じゃ?
『じゃばら』は、柑橘系の果物だ。「幻」「伝説」「奇跡」などとメディアで取り上げられたことが何度もあるようだが、それでも初耳の人が多くて当然だろう。なにしろこの『じゃばら』、世界中探してもある一つの村でしか手に入らなかった。
和歌山県北山村、和歌山県なのに奈良県と三重県の県境の中にある、全国でも非常に珍しい『飛び地』と呼ばれる地域である(上画像参照)。『じゃばら』はこの秘境の村でのみ栽培されていた(現在は他県でも栽培中)。
記録としては少なくとも江戸時代までさかのぼることができ、「邪気を払う」という意味でそのまま『邪払(じゃばら)』と名付けられたようだ。北山村では、昔から正月料理として慣れ親しまれていたようだが、実際に商品化されたのは昭和の終わり頃、ネットで全国販売されたのは 2000 年代に入ってからのことだ。
同じ仲間に、広く知られている「ゆず」「ライム」「シークワーサー」などがあるが、この『じゃばら』はとにかく酸っぱい(そして苦い)。
花粉症抑制効果『フラボノイド』
実は、2000 年代に入って『じゃばら』のネット販売が開始されるちょっと前、じゃばら産業は廃業寸前だった。しかし、根強く購入し続ける人たちがおり、しかもその大半が大量買いだった。村の人は不思議に思い、とある大量買いの女性に尋ねると、なんと「花粉症に効くから」という返答だった。
これを機に、インターネットで花粉症モニターを実施し、1 万人の応募の中 1000 人に無料で『じゃばら』を試してもらった。結果、半数の人から大量買いの女性と同様の感想が出たという。
体感的に効き目があったと感じる人が多いことは実証された。次は、これが科学的・医学的にどういうメカニズムになっているのかという研究結果だ。
『じゃばら』の研究は、和歌山県工業技術センター、東京農業大学の食品祭、岐阜大学医学部などで研究・発表がされてきた。その結果には以下のような共通点があった。
じゃばら(特に皮の部分)には、(花粉症の原因でもある)脱顆粒現象を抑制するフラボノイド成分(特にナリルチン)が豊富に含まれており、抗アレルギー作用(花粉症改善)の効能がある。
これらの結果発表により、単なる気のせいではないことが実証され、以後、高機能食品として認知度が高まっていったようである。
また、注目したいのは「抗アレルギー作用」と書いてあるところだ。これはつまり、花粉症のみならず、アレルギー全般に効果が見込めるということでもある。
で、試した結果は?
この春で、筆者は『じゃばら』を試し始めて 1 年になる。『じゃばら』は酸味が強いため加工品に向いているらしく、ソフトドリンク・お酒・ポン酢・ジャム・ようかん・ケーキなどなど商品は多岐にわたるが、筆者が試したのはオーソドックスな「濃縮果汁」だ(上画像)。
結論から言うと、花粉症は治っていない。しかし、薬もマスクもいらないくらいまで症状が和らいでいる。
もっとも、今年(2017年)は花粉が例年に比べ少なめと言う報道もあったが、筆者には例年なんて関係なく毎年鼻が洪水状態だった(泣)。それを考えると、確かな効果を実感している。
また、じゃばら果汁を飲んで以来、風邪をひいていない。これはおそらく体質が変わっているのだと考えられる。当たり前すぎて忘れがちだが、人間の体は体内に取り入れる食べ物・飲み物の栄養素によって、毎日体は徐々に作り変わっている。
そして、人間の体はちょうど 1 年ほどで完全に新しい細胞に生まれ変わるそうだ。去年、じゃばら果汁を飲み始めた時は、花粉症季節の真っ只中だったので、当然じゃばらを飲んでも鼻は洪水で沈没したままだったのを覚えている。
何はともあれ、『じゃばら』は薬ではなく食品、つまり体質改善なので、習慣にすることが何より重要であるのは間違いない。
『じゃばら』を手軽に美味しくいただく応用法
『じゃばら』を試す場合は、ぜひ果汁から始めてみてほしい。濃度がMAXな状態なので、効果が出るとしたらこれが一番可能性が高いだろう。
地元の人たちや『じゃばら』の常連はなんとストレートで飲むようだが、正直最初の頃は酸っぱすぎて(しかも苦くて)なんとも難しい。そういう場合は、以下の方法で心地よく解決できる。
- 炭酸割り:レモネードのようになる(筆者が最も利用している方法)
- お湯割り:寝る前はコレで決まり!(炭酸割りと合わせて筆者が毎晩利用している方法)
- 焼酎割り:ちょっとしたカクテルになる(焼酎が飲めるなら一番オススメ!)
- 牛乳割り:実は牛乳には臭みや雑味を取り除く機能があり様々な混ぜ物や調理に使われる
- 紅茶:レモンティのようになる(と言っても、じゃばら独特の感じになる)
- アイスクリーム(バニラ):甘さとのバランスが絶妙だった(正直かなりうまかった!)
現在『じゃばら』は様々なものに応用され商品化しているが、濃縮果汁ひとつ持っていれば、このように自分でいろいろアレンジできる上、ポン酢やレモン汁といった要領で料理にだって使える。
『じゃばら』は特産品なだけあって(しかもピンポイントで村)、その辺の店では手に入らない。基本的には、村自身が運営している『じゃばら』のネットショップからになり、楽天市場に出店している。

注意点
もうお分かりのことではあろうが、念のため言っておくと、当然個人差がある。これは体質改善なので、なおさらだ。普段の生活習慣、他に食べているもの、年齢や元々の体質、遺伝などなど、関わってくる要因は数え切れない。
大事なのは持続すること。何にでも言えることだが、続けていれば必ず何らかの結果が出る。ましてや『じゃばら』は、成分や効能に科学的・医学的裏付けがあるので、多かれ少なかれ何らかの効果は期待できるだろう。少なくとも、筆者個人には有難いことにそれが表れた。また、薬ではないので、副作用がないのも有難い。
花粉症にお悩みの方は、一度試してみてはどうだろうか?
*当サイトでは、いかなる保証もできませんこと、ご了承下さいませ。
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