名称はよく聞くが、何が何だかわかりづらい『フレッツ光』。ここではフレッツ光の全般的なよくある疑問をまとめてみた。早引き書のように使って頂けたらと思う。
その前に、実はNTT西日本とNTT東日本は別会社。当然、フレッツ光の内容も異なってくる。まずは下のリンクで、お住いの地域がNTT西日本に入っているか確認しよう。
該当しない場合は東日本の方なのでコチラ↓
目次
そもそもフレッツ光の『光』って何?
この記事のタイトル下にある画像のような『光ファイバーケーブル』を使用したインターネットのことだ。
それまでのインターネットはADSLと呼ばれる回線が主流だったが、光回線の登場によりインターネットの速度が格段に上がった。値段が高いということで光回線は敬遠されがちだったが、今現在は様々な業者の価格競争やキャンペーンにより、ADSLより安くなることもある。
快適なインターネット生活をするなら、今の時代は光だ。そして、この光を国内で普及させたのが、NTTが提供するフレッツ光だ。
フレッツ光って種類多すぎてわからないのだが?
Bフレッツやら光ネクストやらプレミアムやら、いろいろなフレッツ光の名称が飛び交いすぎてわけがわからないのは筆者も同感だ。
まず『フレッツ』というのは、NTTが提供するインターネットのことだ。ここには、光回線もADSL回線も含まれている。つまり『フレッツ光』というのは、NTTが提供するインターネットのうち光回線を指すということだ。ちなみに、フレッツのADSLは 2016 年をもって新規受付を終了したので、どちらにしろ現在は『フレッツ』といえば『フレッツ光』のことになる。
では、肝心のそのフレッツ光の種類だが、以下に簡単な説明と共に並べておいたので、参考にしてほしい。
- B フレッツ:フレッツ光の最初のサービス名であり回線も昔のもので遅い(提供終了)
- フレッツ光プレミアム:NTT西日本限定の高速回線だったが 2013 年ネクストに移行
- フレッツ光ネクスト:現在のフレッツ光の姿で高速かつ電話やテレビサービスも可能
- フレッツ光ライト:フレッツ光ネクストをお手軽価格にしたもの
現在、我々がフレッツ光を使う場合は、ネクストかライトのどちらかになる。
どんなプランがあるの?
以下の2つのプランが基本だ。
- フレッツ光ネクスト:使い放題の定額プラン(日常的に使う人向け)
- フレッツ光ライト :使用量により料金が 2 段階で決まる(利用頻度が少ない人向け)
どちらも携帯料金のプランに似ているので馴染みやすいだろう。
料金は?
まず、一軒家か集合住宅かで分かれる。その後、プランによって、そしてプランの中のタイプによって違ってくる。
一軒家の人
- フレッツ光ネクスト・ファミリースーパーハイスピードタイプ隼:¥4,300
- フレッツ光ライト・ファミリータイプ:¥2,300 ~ ¥5,100( 200MB まで ¥2,300 )
集合住宅の人
- フレッツ光ネクスト・マンションスーパーハイスピードタイプ隼:¥2,250
- フレッツ光ライト・マンションタイプ:¥2,200 ~ ¥4,400( 200MB まで ¥2,200)
ここで注意して頂きたいのは、200MB というのがどの程度のものなのかということだ。200MB というのは、だいたい毎日メールチェックやネットサーフィンを軽くする程度だと思って頂ければ良い。ただし、動画は数本観ただけで 200MB に達するので、動画を頻繁に観たいという人は、フレッツ光ライトはオススメしない。
初期費用はどのくらいするの?
契約料:¥800
工事費:¥18,000(一軒家)または ¥15,000(集合住宅)
工事費に関しては分割払い(31回払い)ができる。その場合は以下のようになる。
- 一軒家の工事費:初回 ¥3,000 + ¥500/月 x 30 回払い
- 集合住宅の工事費:初回 ¥3,000 + ¥400/月 x 30 回払い
結局フレッツ光で何ができるの?
- インターネット:1Gbpsの高速通信(映画 1 本を数十秒でダウンロードできる速さ)
- 電話(オプション):全国どこへかけても 3 分 8 円(電話機・番号変更不要)
- テレビ(オプション):アンテナなしで地デジや BS が観れる(追加で CS も可)
どんなオプションがあるの?
- ひかり電話(月額 ¥500 ):電話サービス(上記参照)
- フレッツテレビ(月額 ¥660 ):映像サービス(上記参照)
- 光ポータブルLTE(月額 ¥300 ):いわゆるポケットWiFiがついてくる
- サポート(月額 ¥500 ):365日24時間無休のサポートサービス
- セキュリティ(無料):パソコンをウイルスから守る( 2 台目からは 380 円)
NTT東日本のフレッツ光と違って、セキュリティは標準装備な上、WiFiという実用的なものがあるので、東日本よりお得感が否めない。
インターネットをするにはプロバイダが必要って?
注意して頂きたいのが、フレッツ光のみならず、インターネット回線とだけ契約してもインターネットは使えない。自分とインターネットを繋ぐ役割を担うものたちがいる。それがプロバイダだ。別途、プロバイダと契約して初めてインターネットが使えるようになる。料金も、その両方を合わせたものが自分の実質的な負担金なので覚えておこう。
ここに、NTTフレッツ光にオススメのプロバイダを、主な特徴と共にいくつか紹介しておくので、参考までに。ちなみに、プロバイダによって通信速度が変わることはない。
Yahoo! BB:接続コードなしで通信できる
- 一軒家 :¥1,200
- 集合住宅:¥950
- キャンペーン:2ヶ月無料
Toppa:NTTフレッツ光と合算請求できる
- 一軒家 :¥1,870
- 集合住宅:¥1,870
- キャンペーン:2ヶ月無料
OCN:国内最大級の回線を持っており利用者が最も多い
- 一軒家 :¥1,100
- 集合住宅:¥900
- キャンペーン:1ヶ月無料
BIGLOBE:追加オプションなしでも強力なセキュリティとサポートがある
- 一軒家 :¥1,200
- 集合住宅:¥900
- キャンペーン:1ヶ月無料
楽天:楽天ポイントが貯まるので楽天ユーザーの方は間違いなくコレ
- 一軒家 :¥1,200
- 集合住宅:¥900
- キャンペーン:2ヶ月無料
plala:フレッツ光と同じNTTグループにしてプロバイダ総合評価 1 位の実績
- 一軒家 :¥1,200
- 集合住宅:¥950
- キャンペーン:2ヶ月無料
もし、現在使っているプロバイダがある場合、それがフレッツ光に対応しているなら、新たに契約する必要はもちろんない。
お得なキャンペーンはないの?
以下にあげるのは、NTTの公式キャンペーンである。
光もっと2割キャンペーン
- 対象:全てのタイプ
- 割引:¥1,790
- 期間:24ヶ月
まるまる3ヶ月無料
- 対象:フレッツ光ライト
- 割引:全額
- 期間:3ヶ月
フレッツ・あっと割引キャンペーン
- 対象:フレッツ光ライト( 2 年縛り)
- 割引:¥400 ~ ¥1,000
- 期間:24ヶ月(終了後、フレッツ・ずっと割引に自動適用で毎月10%OFF)
光ライト割キャンペーン
- 対象:フレッツ・あっと割引キャンペーンを申し込んだ人
- 割引:フレッツ・あっと割引キャンペーンからさらに¥500/毎月
- 期間:31ヶ月
フレッツ・グループ割引キャンペーン
- 対象:全てのタイプ&他の人と同時契約(家族や友達)
- 割引:¥300
- 期限:なし
NTT東日本より明らかにキャンペーンの数が多く、質も高い。ただ、数が多いぶん内容も少し複雑なので、実際に契約する時はしっかり問い合わせておこう。
契約から開通までの流れは?
- NTTフレッツ光を取り扱っている各種サイト
- NTT西日本から連絡が来る(内容確認と工事日程決め)
- マニュアルとインターネット接続ツールが届く
- 開通工事 30 ~ 60 分(立ち合い必須)
- 開通
どこから契約すれば良いの?
- NTT西日本ホームページ:別途プロバイダ契約必須
- 各プロバイダのホームページ:セットで申し込める
- 代理店ホームページ:セットで申し込める
キャンペーンなども考慮すると、この中で最もお得でないのは、NTT西日本のホームページから申し込むことであるのは間違いない。
以下にオススメのリンクを貼っておくので、参考までに。
固定電話ないけど、インターネットって申し込めるの?
フレッツ光は固定電話を持っていなくても利用可能だ。インターネットのみでも普通に申し込める。
もちろん、後から追加で固定電話を申し込むこともできる。
解約の時ってどうすればいいの?
解約したい時は、下記まで連絡しよう。
【NTTフレッツ光受付センター】
電話番号:0120-116-116(携帯電話からも可)
受付時間:9:00 ~ 17:00(年末年始を除き年中無休)